2004年6日28日

「プロペラと絶景とディスコ」

普段個人旅行に行く時なら、ここはこういう気候だから、
こういう服装で~という事ができるのだけれど、
ツアーに出ていると、明日はどこだっけ?と
毎日スケジュールに追い付いていくのが精一杯で、
明日は明日の風が吹くさ、となりがちです。
今回も、「コロラドに行くらしい」という事しか把握しておらず、
デンバーに着いて、さぁ乗り継ぎだ、と思ったところ、
1ゲートから5分おきに飛行機が飛んでいるゲートに案内されました。
むむっ。これはアヤシイ。

ゲートをくぐると、ずらっと並んだプロペラ機・・・。
久しぶりに見ました。プロペラ。
久しぶりに乗りました。プロペラ。
「怖過ぎ」です。
これまたプロペラの真隣の席で、振動がブンブン。
面白いくらい揺れます。
あまりに怖かったので、イメージトレーニングを開始。
「これは、遊園地の乗り物だ」とか、
「なんてことないよ。飛行機って揺れても平気だよ」と
独り言を繰り広げているうちに、1時間が過ぎ、
なんとか着陸。

着陸した瞬間、大きな頭痛に襲われます。
緊張しすぎたか?と思っていたら、
トニーが「なんか苦しい」と言いだします。
確かに、息が続かない・・・。疲れてるのかしら?と思い、
バゲージクレームへ。
お迎えのおじさんに会い、話を聞くと、
ここは高度2000メートル。
なるほど!それでなのか!
おじさんは、ふつうの街に行くと、頭痛が起こるそう。
人間の適応能力ってすごいです。

外に出ました。
涙がポロポロ。
びっくりしました。驚くべき絶景。
こんな絶景、見た事ないほどの絶景。
日がほぼ落ちていて、空は濃い青、山は黒。
ブルーブラックの世界が広がります。
景色を見て涙したのは、人生で数える程。
それくらいの絶景だったのです。

感動したからといって、頭痛が消えるわけでもなく、
ホテルは少し低いところにあるという事だけを希望に、
進みます。
そして、つきました。グレンウッドスプリングス。
その日は、疲れたので、次の日へー。

朝起きたら、いかに自分が山に囲まれているかを再認識します。
空気がおいしい!
フロントのおばさんに聞いたら、
ここは「温泉」街なのだと!
スプリングス=ホットスプリング=温泉。
アメリカに温泉が存在することは小耳にはさんでいましたが、
まさか思いがけず来てしまうとは思いませんでした。

午前中は、山に登ります。
旅先でも散歩を欠かさない私。
こういう場所に来たら、やっぱり山登りです。
山の高さがとてつもなかったので、
行きはトラムで登り、帰りを歩きにします。
トニーは、日焼け止めをしなかったため、
その日の夜には、真っ赤になっていて、こげていました。
いたそうだったなぁ・・・。可哀想に。

その後、さっそく温泉へ。
ここが、やっぱりアメリカ。
温泉といっても、竹の「カコーン」というのがあるわけでもなく、
目の前に広がった巨大露天風呂。
というより、巨大温泉プール。
みんな、浮き輪持ってるし、ボールは飛んでるし。
夏のものすごい暑い時に、ものすごい熱いお湯で、スポーツするっていうのは、
なんだか笑えました。

さて、なんだか遊んでばっかいるように見えますが、
これ全部で4時間です。
オフがなんせ少ないので、集中的にがんばって遊ばないと遊べません。
せっかく新しい土地に来たのだから、いろいろ見たいです。
前、バルセロナに行ったときは、二時間しかオフがなく、
ガウディの建築が有名だ、という事だけが頭にあり、
「ドンデガウディ?(ガウディどこ?)」という怪しいスペイン語を
街で話し続け、ガウディを二時間探し続けましたが、見つけられませんでした。

さぁ、今から仕事仕事。

待ちに待ったライブは、野外でありました。コロラド川の真ん前。
演奏してると、壮大な山々と川が見える。どうでしょう!これ!
こんな、気持ちいいライブ、なかなかないです。
ぐわーっと盛り上がって、どんどん熱くなる会場。
前の方の人が立って踊り始めました。
そして、踊りたい人がどんどん集まってきます。
ザ・野外ディスコ!!
これまた老若男女!温泉につかりにきてるお年寄りから、
それに便乗してついてきた、孫、
近所の高校生。
みんなが歌えや踊れや。
正直、ピュアな感動でした。
山、川、きれいな空気、幸せな人々。
なんて素敵だろう。

この前日記を書いたばかりなのに、
今回の事はどうしても書き留めておきたかったので、
がんばって書きました。
もう遅いので、寝ます。
それでは。

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